/*
			LHBkUp.X	Version 1.39

    LHa(or tar+compress or gzip)を使ってHDDのバックアップを取るツール

	Copyright (C) 1992,93,94,95   田辺 英昭 (Hideaki `ArctanX' TANABE)

		     「LHBkUp.Xのドキュメント」
*/

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<最初に注意>

  本プログラムは、以下のいずれかのプログラムがないと使用できませんので、注意
して下さい。

1	LHa.X

  LHA Version 2.13  ( MS-DOS 版)  Copyright(c)  H.Yoshizaki  (吉崎 栄泰), 1988-94
         Version 2.13  (Human68k版) by 岡田 紀雄(TBE01054@niftyserve.or.jp), 1990-94

    LHA for X680x0 Version 2.13 Rel.47    あるいはこれ以降のバージョン
    ただし、Version 3.xx は動作が不安定になるようなので注意して下さい。

2	tar.x

    Tape ARchiver for Human68K, ver 1.99.12
    Written by kmori, AssistantIO, atnaS, Mad Player, and Arctan X

    あるいはこれ以降のバージョン

3	gzip.x

    gzip 1.2.4 (X680x0_02:H.Tanabe(ArctanX)) (18 Aug 93(modefied 20 Sep 93))
    gzip 1.2.4 (X68030_02:H.Tanabe(ArctanX)) (18 Aug 93(modefied 20 Sep 93))

    あるいはこれ以降のバージョン

(注意)X680x0 libc などに付属の Project LIBC Group バージョンの gzip.x では
        動作しませんので、ご注意下さい。"gzip -V" と入力した時に、上記のメッ
        セージが表示されることをご確認下さい。

4	XX.X

    X68K XX 抽取程式 ハ壱版(大小文字同一視) Copyright 1991 MILKHOUSE.

    私が持っているのはこれですが、もう少し古いバージョンでも大丈夫かも知れま
    せん。

    XX.X の代りに、lx.r

    X68k LZH archive extractor version 1.10 Copyright 1994,95 M.Harashino

    を使うこともできます(オプションの指定により)。

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<はじめに>

  こんにちは、ArctanX です。

  HDDのバックアップを取る時に、Copyall.X ではフロッピーがかさんでたまらん、
という人のためのツールです。
  ファイルをLHaで圧縮しながら、アーカイブがフロッピー1枚分を越えないよう
に詰め込んでいくというものです。フロッピーが一杯になったら自動でイジェクトし
ます。さらに、2台のFDDを交互に使うこともできます。
  LHaの代りに tar+compressを使うこともできます。また gzip
を使うこともできます。
  バックアップ時と同じような操作環境でリストアもできます。

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<使い方>

lhbkup[リターン]で使い方が出てきます。

C:\>lhbkup
書式   : lhbkup   [Path 2] [Option]
機能   : ・ HDD のファイルを LHa(or compress or gzip)で圧縮し、アーカイブがフロッピー1
            枚を越えないように、少しずつフロッピーに格納していきます。
         ・   にはバックアップ元( HDD )のファイル名をフルパスで(ドライブ名
            もつけて)指定します(ワイルドカード可)。
            、 [Path 2] にはバックアップ先( FDD )のドライブ名を指定します。
         ・ 、 [Path 2] に同じドライブ名を指定すると、1FDD でバックアップを取り、
            、 [Path 2] に異なったドライブ名を指定すると、2FDD を交互に使いなが
            ら、バックアップを取ることができます。
         ・ [Path 2] を省略した場合は、 に HDD のパス名を指定することによって、
             HDD にアーカイブを貯め込めるので、あとでフロッピーにまとめてコピーするとい
            う使い方もできます。
         ・ リストアの場合には  にリストア先( HDD )をドライブ名で指定し、
            、 [Path 2] にはリストア元( FDD )のドライブ名を指定します。
Option : '-h' :  オプションの指定の仕方を表示します。
         `-j' :  環境変数のセットの仕方を表示します。
                (オプションの場所は自由です。)
例 1  : lhbkup a:\src\*.c c: d: -c          (a: = HDD, c: d: = FDD)
例 2  : lhbkup -a a:\*.* b:\backup_data     (a: b: = HDD)
注意   : LHa.X/tar.x/gzip.x/XX.X を内部で呼び出しているので、パスが通っている必要があります。


さらに、-h オプションをつけてみると、

C:\>lhbkup -h
書式   : lhbkup   [Path 2] [Option]

 `-a' (--allfiles)    すべてのファイルをバックアップします。
                     (デフォルトでは、隠し属性、システム属性、非アーカイブ属性は、
                      バックアップしません。)
 `-b' (--beep)        フロッピーのイジェクト時に、ビープ音を鳴らします。
 `-c' (--chmod)       バックアップの対象となったファイルのアーカイブ属性を外します。
 `-d' (--direct)      既に存在する圧縮ファイルリスト($$$$FILE.LST)を読み込みます。
 `-e' (--2hde)        バックアップに、2HDE フォーマットのディスクを使用します。
                     (デフォルトは 2HD フォーマットです。)
 `-f'      LHa が使用するテンポラリ領域の最大空き容量を KB 単位で指定します。
      (--tempfree)   (デフォルトはメディア(普通はフロッピー)の最大空き容量と同じです。)
 `-g' (--gzip)        GNU zip でアーカイブファイルを作成します。(デフォルトは LHa です。)
 `-h' `-?' (--help)   このヘルプを表示します。
 `-i' (--ignore)      -n が指定されている場合に、フロッピー1枚を越えるファイルがあった場合に
                      強制圧縮をかけずに無視します(そのファイルはバックアップされません。)。
                     (デフォルトでは、-n が指定されていても、フロッピー1枚に入り切らない
                      ファイルは、圧縮を試みます。)
 `-j' (--envhelp)     環境変数に関するヘルプを表示します。
 `-l' (--filelist)    ファイルリストを起動時のディレクトリに残します。
 `-m'        2HD, 2HDE 以外のメディアをバックアップに使用する時、そのメディアの
      (--fddmax)      使用できる最大空き容量を KB 単位で指定します。 0 を指定すると、
                      容量無制限になります(HDD にバックアップする時に使えます)。
 `-n' (--nocompress)  すべてのファイルを非圧縮にします。
                     (デフォルトでは、拡張子が.LZH,.LZS,.ZIP,.PAK,.ARC,.ZOO のファイルと、環境
                      変数 LHA_NON_SUF で指定された任意の拡張子のファイルのみ、非圧縮にします。
                     (LHa の場合。compress の場合は全ファイル圧縮します。))
                     (gzip の場合は、-n をつけると速度優先、つけないと圧縮率優先になります。)
 `-p' (--dirname)     ディレクトリ名もファイルリストに出力します。
                     (デフォルトでは出力しません。)
 `-q' (--quiet)       LHa (or compress) の実行(圧縮)中のメッセージを表示しません。
 `-r' (--restore)     フロッピー等から HDD へリストアします。
 `-s' (--taz)         tar + compress でアーカイブファイルを作成します。(デフォルトは LHa )
 `-t' 

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